意味不明――『権力の心的な生』 ジュディス・バトラー

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 「主体化=服従化」という図式を説明してくれると思って読んでみたが、ある程度ジュディス・バトラーは難解だと聞いていたが、たしかに意味がつかみにくて、煙に巻かれたような読後感しか残らない。

 文章の流れや文法はしっかりしているのだが、意味のフックがどんどん剥がされてゆく感じで、どこにもたどりつけない。服従論、権力など興味をもって摂取したいのだが、残念な結果である。さいきん、現代思想を読んでいないこともあって、現代思想はそういうものであることを、忘れそうになっていた。

 一行でわからなかったといえばおしまいの書評にならざるをえない。なにも語れない。

 語っている内容は、フーコー、ニーチェのやましい良心、アルチュセール、フロイトなどだが、この人たちの著作はわかっているつもりでも、バトラーを通せばなにいっていたかわからなくなる。

 まあ、自分にとって意味の分からない書物は役に立たない書物であって、切り捨ててゆくしかない。用なしの書物である。たとえ世間で評価してようが、わからないものをひきずっても、なんの役にも立たない。この本、ほんとにほかの人も読めているの?

ジェンダー・トラブル 新装版 ―フェミニズムとアイデンティティの攪乱―自己への配慮 (性の歴史)ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)再生産について 上 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)自我論集 (ちくま学芸文庫)

Source: 考えるための書評集

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