「水道水の塩素は毒」久保田昌治博士が“水タブー”を完全激白!

転載元:TOCANA

 日本における水研究の権威であるウォーターデザイン研究所所長・久保田昌治(しょうじ)氏は、本職の傍ら日本サイ科学会の理事長として活躍するなど、超常現象にも造詣が深い。インタビュー前編では、末期がんなどの万病に効くといわれる群馬県「釈迦の霊泉」について専門的観点から評価してもらったが、中編ではいよいよ水道水に含まれる塩素の害、さらに水道民営化が招くことになる戦慄の未来について、一切のタブーなしで本音を語ってもらった。
「水道水の塩素は毒」水研究の大御所・久保田昌治博士が“水タブー”を完全激白! 民営化の害、がん、陰謀…(インタビュー)
2019.04.06

※ 久保田博士が「釈迦の霊泉」の不思議なパワーの謎と真実に迫った前編はコチラ

久保田昌治氏(撮影=編集部)

■水道水の消毒、世界の潮流とは異なる日本の現状

――先生ご自身は水道水を頭ごなしに否定されているわけではなく、むしろ日本の水道水はかなりキレイな方だと仰っています。では最近、水道の民営化に関する法案が国会で承認されましたが、その点について何か懸念されていることはありますか?

久保田昌治氏(以下、久保田)  非常に懸念しています。今は東京都をはじめ日本全国で配水管の老朽化が進み、交換しなければならない時期に入っているのです。そのためにすごくお金がかかる、だから民営化しようというのが実情のようですが、それで水道料金が安くなるという保証はどこにもなく、私はむしろ高くなると思います。そんな重大な法案が、どうしてすんなり通ってしまったのか。世界を見ても、一度は民営化したものの、また公営に戻してしまう国があるくらいです。

――水道の民営化によって、今の浄水方法が変わる可能性もあるのですか?

久保田  基本的には変えられないでしょう。その理由についてお話する前に、まずは現在、世界的に水道水の消毒方法は2つに大別されます。塩素を使うアメリカ方式と、オゾンを使うヨーロッパ方式です。オゾン方式は、ヨーロッパで120年の歴史があります。では日本の消毒方法はどうでしょうか。

 戦前の日本では、微生物処理が主体でしたが、戦後になってアメリカが「日本人は消毒もしない水を飲んでいる」というので塩素消毒が義務づけられました。庭の蛇口をひねって、塩素が0.1ppm以上残っていないと供給してはいけないということになった。

第一次世界大戦の西部戦線で、化学弾を投射しようとするドイツ軍  画像は「Wikipedia」より引用

 しかし塩素は本来、第一次世界大戦でも使われた毒ガスの代表。塩素の臭いを嗅いだだけで倒れてしまう人もいるほどです。それにもかかわらず、日本では上限規制がなく、水を消毒するためにいくら入れてもよいことになっている。場に水道の蛇口をひねって塩素の臭いがした経験があるかもしれませんが、これは水温の上昇に伴って塩素の消耗が速まるため、注入塩素量を増やしているからです。しかし、万が一にでも蛇口を開いたときに大量の塩素を吸い込んで亡くなったとしても、浄水場の責任ではないんです。

――それは恐ろしい話ですね。

久保田  ところが現在の日本では、(塩素消毒に加えて)オゾンを使った非常に高度な処理が3~4割の浄水場で行われているんです。

東京都葛飾区に所在する金町浄水場 画像は「Wikipedia」より引用

 消毒することの本来の理由を考えれば、水に含まれる菌が基準値以下であればよいのであって、塩素が残っている必要はありません。オゾン処理が行われているなら、これは塩素消毒を止めても問題ないはずですよね?

実際、ヨーロッパの水道水はオゾン処理だけで済んでいます。しかし、たとえば東京の浄水場では、オゾン処理した水にさらに塩素を入れるという無駄が行われている。これは法律で、塩素が残っていないといかんと決まっているからなのです。これがみんな水道料金に上乗せされてくるわけです。

 東京の水道水はこんなに美味しくなったという「東京水」というボトル入りのミネラルウォーターがありますが、あれは各家庭に配水されている水道水とは違います。オゾン処理した後の水で、各家庭にはその後、塩素を添加した水が配水されています。

 ちなみに、塩素消毒を広めた当のアメリカには(塩素の)上限規制がしっかりと存在して、おまけにオゾン方式への切り替えも進んでいるんです。しかし日本では、なぜか一向に切り替えの話があがってこない。問題は、ここなんです。

イメージ画像:「Gretty Images」

■危険な塩素消毒がやめられない“黒い理由”

――どういうことでしょう? なぜ、日本は塩素から離れることができないのでしょうか?

久保田  塩素消毒を“止められない理由”があるからにほかなりません。

 多くの化学製品の原料となる、カセイソーダ(水酸化ナトリウム)は、まさに化学工業の“原料中の原料”で、これがないと化学工業は成り立ちません。カセイソーダは食塩の電気分解で製造されますが、その時に副産物として生じるもの、それが塩素です。従って値段があってないようなものです。これに対しオゾンは遙かに高価です。

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム) 画像は「Wikipedia」より引用

 先に述べた通り、塩素は有名な毒ガスです。しかし塩素は、塩ビシートや塩ビ樹脂、塩ビパイプ、さらにトリクレンやパークレンなどの溶剤・溶媒・洗剤の製造に多用されてきました。我が国はトリクレンやパークレンなどの有機塩素化合物系の溶剤であり洗剤を、こんなに優れ、かつ便利なものはないということでどんどん使用し、世界第2位の経済大国になることができた面は否定できません。しかし有機塩素化合物系の溶剤は、その後、毒性が明らかになり現在では有機塩素化合物系以外の溶剤であり洗剤に変わってきています。問題は大量に使用した有機塩素化合物系の溶剤や洗剤が、使用後どう処理されたかです。通常の有機物であれば微生物が食べて分解してくれる。しかし有機塩素化合物は、微生物が食べると殺られてしまうため食べてくれず、いつまでも土壌中などに残ってしまう。そして、雨が降れば河川に流れ込んで河川水汚染、地下に浸透して地下水汚染、ひいては海洋汚染の大本になっている。私が地下水を原水にするミネラルウォーターの安全性を気にする根拠は、この辺にあるのですが、それはともかくとして、かつて塩素をどんどん使って作られた有機塩素化合物は、環境意識の高まりやその毒性の問題から、次第に安全なものに置き換えられてきています。

 こんなわけで、ただでさえ塩素の用途がどんどん減ってきているのが現状で、さらに水の消毒にも使わなくなると、塩素という毒ガスが日本にどんどん溜まってきてしまうことになるので、これをどうするかという問題が生じてくるのです。やはり、カセイソーダを製造して使っている産業界の政治的影響力は強い。

オゾン処理の仕組み 画像は「東京都水道局」より引用

 1973年の第1次オイルショックの時、私は日立の日立研究所にいたのですが、当時すでに三菱電機が“オゾン発生器”を開発していました。「これからは日本も塩素消毒からオゾン消毒に変わっていくだろう」と予想し、日立もオゾン発生器の開発を始めることになり、先行していた三菱電機の神戸の研究所を訪ねることにして連絡したところ、ライバル企業なのにすんなりと受け入れてくれました。しかし、その帰りに担当者に言われたんです。「久保田さん、あまりオゾン、オゾンと言われない方がいいですよ。月夜の夜だけじゃないですから……」と、本気の顔ですよ。そういう状況は、恐らく今でもまだ続いていると思いますよ。我が国では、オゾン消毒の話はタブーになっているんです。

――なんとも闇が深い、物騒な話ですね。

久保田  それから、アメリカの威力といいますか……日本は、あらゆる面において戦後GHQが決めたことからなかなか抜け出せないでいますね。この(塩素消毒)の件に関しても、そういう面もありそうに思いますね。

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イメージ画像:「Gretty Images」

■長期にわたる塩素摂取の恐怖

――では、本来恐ろしい毒ガスである塩素を、ただちに健康に影響を及ぼすレベルではないとはいえ長年体内に取り込み続けると、何らかの影響はあるのでしょうか? 具体的な事例はありますか?

久保田  1974年にアメリカで、水道水の飲用者と地下水の飲用者のがん発症・死亡率の比較結果が報告され、水道水飲用者のがん発症率のほうが“はるかに高い”ことが分かっています。さらなる分析調査の結果、水道水に含まれるトリハロメタンをはじめとする有機塩素化合物が原因という結論に至ったのですが、この事実が日本の大手紙NHKで報道されたのは10年近く経過してからのことでした。

 水は、地下水にしろ河川水にしろ、地上や地中を通ってくる関係で必ず有機物を含んでいます。このような水を水道水の原水として消毒用の塩素を入れると、塩素と有機物が反応してトリハロメタンなどの有機塩素化合物を生成してしまう。これらは低濃度でも毒性が強く、しかも発がん性が指摘されている物質です。そのようなものを口にしているのですから、がんが増えないことの方がおかしいですよ。近年、アメリカではがん患者が減少している一方、日本では増加するばかりですが、このような話の背後に何があるのか、よく考えなければいけません。

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――米国では水道水の害について活発に議論が行われていて、たとえばシャワーなどでも塩素を除去する特別なシャワーヘッドを使ったり、真剣に受け止めている人は多いようですね。

久保田  子宮頸がんの患者が増えている原因が、トイレで使うウォシュレット(の水)にあるのではないかという声も上がっているほどです。今では風呂のお湯を全部脱塩素化するような浄水器もありますが、こういうものが日本で普及しないのは、やはり塩素の害がタブー視され、ほとんど議論さえ行われていない状況だからでしょうね。

■浄水器の価値、そして“理想の水”とは?

――やはり、塩素や有機塩素化合物を水道水から取り除くことは大切で、現時点における防衛策は、やはり浄水器ということになるのですね? 庭で塩素を完全に、またはある程度でも取り去ることはできるのでしょうか?

久保田  現状ではその通り、浄水器が有効です。蛇口取り付け式の簡易型でも9割は取れますが、このようなタイプは数カ月ごとに(フィルターを)交換する必要があります。据置型の浄水器なら塩素はもちろんのこと有機塩素化合物のトリハロメタン等も除去できます。そして、据置型の方がトータルコストでは安いのです。当社でも扱っていますが、据え置き型でも4~5万円で良いものがあります。ですから、浄水器を通して水道水を利用するのが常識の時代だということを、ずっと申し上げてきているんです。塩素というのは、水道水に含まれる程度の量を口にしてもそれほど味はわかりませんから、皆さんあまり気にしないようですが、毒ガスだという意識が欠落しているんですね。

――筆者の自宅では、かなり以前から水道水は怖くて飲めないということで、ミネラルウォーターや「釈迦の霊泉」を飲むようにしているのですが、ミネラルウォーターにも問題があるのでしょうか?

久保田  日本の水道水基準には51項目あるのですが、これでミネラルウォーターを分析したらどういう結果になるか、本当に大丈夫なのかという疑問をかなり抱いています。水道水基準は、わかりやすくいえば「毎日大量に飲用し続けても大丈夫」という前提で定められているもの。これに対してミネラルウォーターは、常用しないことを想定して水質基準が定められていると推測されます。

――とはいえ、ミネラルウォーターでは塩素は問題ないですよね?

久保田昌治氏(撮影=編集部)

久保田  たしかに塩素の問題はないはずです。しかし、ミネラルウォーターの問題点は「有機塩素化合物が含まれていない」という保証が“ない”ことです。ミネラルウォーターの実情を知っているので、怖いです。現在の水道水基準を満たしているレベルのものはどのくらいあるか? 結局、水道水基準が全ての水の基準になっていて、工場の排水基準も環境基準も、水道水基準をベースに決められています。

――それでは、浄水器を通して水道水を飲んだ方が、ある意味で安全だということですか?

久保田 そう思います。水道水の場合は、少なくとも原水が分かりますから。しかし、私もミネラルウォーター会社との付き合いもありますので、難しいところですが…(笑)。

 いずれにしても理想は、当然ながら水道水の消毒を塩素法からオゾン法に変えることでしょう。それによって水道水は今よりも美味しくなり、かつはるかに安全になるのです。何度も警告しますが、オゾン処理した水に含まれる有機物は微生物がよろこんで食べてくれます。しかし、塩素処理した水に含まれる有機物は食べません。食べると、殺られてしまうからです。

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■一切のタブーを排し、塩素の“正しい有効活用”を議論せよ!

――しかし、たとえ日本で塩素消毒が廃止されたとしても、「大量の塩素をどのように処分すべきか」という深刻な問題が残されると思います。この点について、先生はどうしたら良いとお考えでしょうか? 専門としてのご提案はありますか?

久保田  私は、「塩素発電」をやったらいいんじゃないかと考えているんですが……(笑)。

――塩素を使った発電方式ですか!? それは効率が良いものなのですか?

久保田  どう使うかによります。塩素は毒ガスですが、さまざまな分野で有効に使えるポテンシャルは確かに持っているのです。詳しい発電メカニズムにはついてここでは割愛しますが、塩素を有効利用する場合の最大の難関は腐食問題で、これをどうクリアするかにかかっています。こういう塩素のポテンシャルと課題は、まだ一般の人にはほとんど知られていないと思いますが……。

――マスコミでもそういう話が取り上げられないのは、やはり塩素問題がタブー視されていることの証左でしょう。実に根が深い問題ですね。

久保田昌治氏(撮影=編集部)

久保田  その通りです。マスコミは知っていて取り上げないのか、それとも本当に知らないだけなのか……。

(水道水の塩素消毒に関して批判的な発言をしてきたので)日本水道協会(※)で講演を頼まれるようなことはないだろうと思っていたら、ある時、依頼がきたんです。その講演で僕は、こんなことは最初にして最後だろうと思って(今日話しているような内容を)語ったのですが、案の定というべきか、それから依頼はないですね(笑)。

※ 日本水道協会:水道技術に関する調査・研究、水道用品の規格制定などを行う公益社団法人で、東京都知事が会長を務める。

――そういった経緯があるならば、なおさら先生のお話は報道する価値がありますね。

久保田  もっと(本当のことを)日本人に知ってもらう必要があると思います。先にも述べたように、すでに日本では3~4割の浄水場がオゾンを使っていて、それだけでいいわけです。にもかかわらず、法律で残留塩素が「0.1ppm以上」と決まっているため塩素を入れざるを得ないという無駄かつ危険なことを続けていて、これが水道料金に上乗せされている。このまま民営化するだけで安くなるなんて、まったく実態を無視した話なのです。

つづく

※ 久保田博士が「釈迦の霊泉」の不思議なパワーの謎に迫った前編はコチラ
※ “意識エネルギー”や“水の結晶”の真実が明かされる後編はコチラ(7日16時に配信予定)

久保田昌治(くぼた・しょうじ)
1936年新潟県生まれ。理学博士東北大学理学部卒業。同大学院修士課程修了。東北大学助手、静岡大学工学部講師、株式会社日立製作所日立研究所・主任研究員、茨城大学工学部非常勤講師、農水省「水資源再評価委員会」委員などを経て㈱ウォーターデザイン研究所を設立。ウォーターデザイン研究会理事長、日本サイ科学会理事長、サトルエネルギー学会顧問。「これでわかる水の基礎知識」「浄水器・天然水の選び方」「水の百科事典」など著書・監修多数。
ウォーターデザイン研究所 http://waterdesign-wd.com/

釈迦の霊泉
〒379-1303 群馬県利根郡みなかみ町上牧3768
TEL:0278-72-3173 FAX:0278-72-5041
Webサイト https://www.shakanoreisen.com/

ブログ https://ameblo.jp/shakanoreisen-minakami/

文・取材=百瀬直也

百瀬直也(ももせ・なおや)

超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。
Webサイト/ブログ:『探求三昧』『神秘三昧』『防災三昧』Twitter@noya_momos


Source: OurPlanetEarth http://blog.livedoor.jp/sagittariun/